20代後半、ある出来事をきっかけに私は夜眠れなくなってしまった。

 

夜中の12時過ぎにベッドには入るものの、なかなか寝付けず、2時間位もんもんとしてしまう。

 

「ああ、もうこんな時間。もう2時間以上も経ってしまった!それなのにまだ眠気がおそってこない。朝6時には起きないといけないから、あと4時間しか眠れないよぉ(泣き)」

 

目をつぶって眠ろうとするが、全然寝付けない。

 

焦って寝ようとすればするほど、心臓がドキドキして、余計に眠れなくなってしまうのだ。

 

そのうちこの状態に嫌気がさしてきて、腹が立ってくる始末。

 

「頭も体も疲れているはずなのに、なんで全然眠れないの?こんなんじゃぁ明日の仕事に差し支えてしまう…」

 

そうこうしているうちに、もう午前3時半。

 

私はイライラして、余計に眠れなくなってしまう。

 

そして布団の中で、今までにあった嫌な出来事とか、悲しい出来事などを思い出し、それらが自然に頭の中をぐるぐる回ってしまう。

 

こーゆー状態の時って、自然に悪いことばかり考えて、どんどん悪循環になってていくものです。

 

「ああ、あの時、ああしていればよかったのに…。あー、あの人私に意地悪して嫌だったなぁ」などなど。

 

こうなると完全なる負のスパイラル!

 

そうこうしているうちに、しらじらと夜が明け始め、

 

「チュン、チュン」

 

鳥のさえずりが聞こえ始めた。

 

「ブオ〜〜ン」

 

新聞配達のバイクの音も聞こえる。

 

「あー、もう完全に朝じゃん…とうとう私は朝まで眠れなかったんだな…」

 

絶望的な気分が襲ってくる。

 

そして同時に悲しくもなってくる。

 

「なんでこんなに眠れないんだろう?なんか私悪い事した?私って世界で1番かわいそう」

 

完全に悲劇のヒロインになってしまっている。

 

そんな悲しい気分にひたっているうちに、いつの間にか寝てしまっていた。

 

「ピピピ、ピピピ、ピピピ…」

 

けたたましいアラーム音が部屋に鳴り響く。

 

「ここはどこ?私は誰?」

 

完全に夢心地だった私は、アラーム音に起こされて、正気にかえった。

 

「そうだ、仕事があるから、起きなきゃいけないんだ!」

 

必死の思いでアラームを止め、時計を見てみると、朝5時。

 

やっと眠りについたのが3時半ぐらいだっただから、まだ1時間半しか寝てない‼️

 

 

完全に寝不足‼️

 

悲し過ぎる〜〜。

 

無理やり体を引きずって、鏡の前に立つと、そこにはひどい顔の自分がいた。

 

目の下にクマができ、顔全体もむくんでいる。

 

「そりゃそうだよね。1時間半しか寝てないんだから。」

 

眠くて眠くて仕方ないが、しょうがなく仕事に行く支度を始める。

 

このときの最悪な気分は思い出したくもないくらい。

 

そして重い体を引きずって、仕事に向かうのであった。

 

その時私は、立ち仕事でカフェで働いていた。

 

そんな肉体労働なのに、睡眠不足だった私は、いろんなミスをやらかした。

 

カフェラテを作らなければいけないのに、ラテ(ミルク)だけを出してしまったり、カフェモカを作るためのモカ(チョコ)を、 1リットル分ぐらいを床にばらまいてしまったりと、集中力や体力が持たず、いろんな失敗をやらかしたしまった。

 

この辛さと言うのは、不眠症を経験している人なら分かってくれると思う。

 

だいたいいつでも熟睡できる人にはわからないつらさだろうなぁ。

 

こーゆー経験をすると、「今日は眠れるだろうか?眠れなかったらどうしよう」と言う、恐怖まで感じてしまうようになるから厄介。

 

現在私は45歳ですが、今ではだいぶ不眠症も改善してきました。

 

不眠症が改善された理由として、犬を飼い始めてほぼ毎日運動するようになったことや子供の存在が大きいです。

 

また、年齢を重ねたせいか、細かい事はあまり気にしなくなったと言うこともあります。

 

「気の持ちよう」も多少は影響していると思います。

 

どちらにしても、不眠症がだいぶ改善されてきた事はほんとに嬉しいです。

 

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