この前 youtube を見ていたら、 「動物の気持ちがわかる女性」が登場していた。
その女性がいろんな人の家に行き、そこで飼われている犬や猫の気持ちを読み取ってくれるという。
その時うかがった家の状況はこうだ。
その家ではネコを飼っている。
家族の中の高校生の男の子にはキバを剥き、すごい勢いで威嚇(いかく)してくるという。
その他の家族には普通になついているのに、その男の子に対してだけは、ずっと そんな調子。
よくよく話を聞いてみると、その猫を拾ってきたのは、その男の子 だという。
そして、いつも一緒に過ごし、 とってもなついていた。
それなのに今は、なつくどころか、その男の子が少し近寄ってくるだけでもすごい勢いで威嚇してくるので、オリに入れなければならない状態。
猫の態度がこんなに急変してしまうなんて、何かあったに違いない。
そうなのだ!その男の子は、「あること」が原因で猫を怒らせてしまったのだ。
男の子は高校に入学と同時に寮生活が始まり、親元を離れなければならなくなった。
それは猫との別れを意味する。
動物の気持ちがわかる女性が、男の子にたずねた。
「家を出て行くことを、きちんと猫に伝えたの?」
彼はネコには何も伝えずに、突然去って行ったと言う。
猫はとても悲しかった。
戸惑った。
今まで恋人同士のように、いつもいつも一緒だったあの子が急にいなくなってしまった。
どうして?
どうして何も言わずに私を置いていってしまったの?
深い悲しみはそのうち怒りへと変わっていった。
夏休みに男の子が家に帰ってきても、猫は彼を許すことができなかった。
彼が近寄ってきただけで怒り狂って威嚇するしかなかった。
動物の気持ちがわかる女性はこう言っていた。
「猫は複雑な感情を持った動物なのよ。」
私が感じたことは、「猫は女性に似ている。」ってこと。
もし私にいつも一緒に過ごしていた恋人がいたとする。
その恋人が何も言わずに突然目の前 から去ってしまったら?
悲しくて悲しくて、そのうち悲しみが怒りに変わってしまうかもしれない。
猫の気持ちが少し分かる気がした。
そこまで一途に男の子を好きだった なんて、猫は愛情深い動物なのかもしれない。
それから、男の子は猫に謝り続けた。
すぐには許してくれなかったが、徐々に猫の態度は軟化してきたみたいだ。
それでもすぐには許してくれない。
猫は愛情深く、同時に執念深いんだなぁ。
そこで思い出した話がある。
20年ぐらい前に、付き合っていた彼氏の会社の同僚が突然亡くなった。
その同僚の方はまだ二十代後半。
私も一度お会いしたことがあって、背も高く元気そうな人だった。
聞いた話によると、その男性は突然事故で亡くなったという。
しかし、事故が起きたと言われる場所は、ド田舎で普通なら死亡事故が起こるような場所ではない。
なぜこんな所で?
そして、信じられない話を聞いた。
亡くなった男性は数日前にノラ猫を見つけて、その野良猫を自分の背丈ぐらいの高さまで蹴り上げたと言う。
そんなことをしたから、猫のたたりで突然死んだんじゃないのか?
そうウワサされていた。
その時の私は半信半疑でその話を聞いていたが、 今になって猫の感情の複雑さを知ると、あながち嘘ではないかもしれない。。。などと考えている。
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