あるテレビ番組で評論家の金美玲さんが、「今の日本人に欠けているものは?」と聞かれて、
「幸せすぎる」
「平和ボケ」
とおっしゃっていました。
そうなのかな…(汗

そうなのかもしれないね。 生まれた時から平和だから、「これが当たり前」と思っちゃうけど、 当たり前じゃないんだよね。
金美玲さんは、こんなことも言っていた。
日本人は、あの赤いパスポートを持ってるでしょ?
あれのおかげで世界中のどこにでも行けて、信用されるのは、あなたたち自身が素晴らしいからじゃないのよ。
日本国が信頼されているおかげなのよ。
確かに日本のパスポートを持っていれば世界中どこにでも行けるし、ビザなしで行ける国もたくさんある。
世界には、こうはいかない国もたくさんあるらしい。

本当にありがたいことだよね。
私が考える「日本人に足りないところは?」の答えは、「お人好しすぎる」という点。
日本は海に囲まれている国で、ずっと 同じ民族(単一民族)で生きてきて、ある意味とっても「 お人好し」。
お人好しなのは、イイ面もあるのかもしれないけど、悲しいかな、世界の国々は決してお人好しではない。
そんな国々とうまく渡りあっていくためには、お人好しでは、ソンするだけ。
お互いにお人好し同士なら、 お人好しの価値観とやり方でコミュニケーションをとれば、うまくいく。
しかし、とくに外交面では相手がお人好しではなくズル賢い場合、 日本人は自分たちの利益を積極的に追求していかなければ、相手にうまく使われてしまうだけ。( 実際うまく使われてきた)
元外交官の方がおっしゃっていましたが、
世界はとても腹黒い。だから、 日本はもっと上手く立ち回って国益を追求していかなければならない。
そういう私も「お人好し」。
「お人よしで何が悪い?」とも思います。

でも、そんなことばかり言っている場合じゃないのかもよ!
仲の良い友達も、お人好しな人が多い。

個人的には、お人好しな人が大好き。
そんな人たちの中では、私はとても心地よく素敵な時間を過ごせるけれど、そうじゃない人と付き合う場合は、スイッチを入れ替えなければならないと感じている今日この頃です。
しかし、その人が「本当のお人好しなのか?」それとも「お人好し風を装いつつ、内面はとてもずる賢くて自分の利益しか考えていないのか?」「 どちらのタイプなのか?」それを見抜く目も必要ですよね。
そういう視点で人を観察していると、けっこう見分けられるようになってきましたよ。
一見、両者とも同じように見えるから、危険なのです。
でもよく観察していると、後者は、徐々にボロが出てきますね。
「国益(こくえき)」と言う言葉で思い出しましたが、以前アメリカ人の友達が「トランプは差別主義者だから、好きじゃない」と言っていて、 大統領選の時にはクリントン氏に投票したそうです。
それを聞いて思うことがありました。
トランプが好きか嫌いか、 もちろん 個人個人が意見を持つのは自由だと思います。
一番大切なのは「トランプ大統領がアメリカのために、アメリカ人のためにどんな良いことをしてくれるのか?」
「トランプがアメリカの国益になることをしてくれるのか?」

これが一番大切だと思うんです。
極端な話、大統領の性格がどうだとか、 考え方が気に入らないとか、そういうことは二の次であって、国のリーダーが国のために、 自分たちのために「どれだけいいことをしてくれるのか?」
それが一番重要ではないかと。
大統領や首相が国民に対して表向きは良いことを言って、性格良さそうなアピールしても、実際の政策が全く国の為にならないことをしていては意味がない。
私は日本人なので、アメリカのことを客観的に見られるから冷静になれるのかもしれませんが。
自分の国のことだと感情が入ってしまって、なかなか冷静には考えられないものです。
タイトルから、ずれた話になってきてしまいましたが、最近考えていることを書いてみました。

読んでくださりありがとうございました。