インターネット出願の時代がやってきた
中学入試・高校入試・大学入試で、 「インターネット出願」を取り入れる学校がどんどん増えています。
インターネット出願とは、インターネットを使って、入学を志望する私立中学や私立高校などの入学試験に出願ができるシステムです。
従来の紙の入学願書はもう必要ありません。
受験料のお支払いもオンラインで済ませる事が可能です。
あとは受験票をご自宅などで印刷して、試験当日に持参するだけ。
インターネット出願を使った受験生・保護者の方からは「カンタンに出願できてよかった。」「仕事を休まずに出願できて助かった。」などの声が。
所定の願書に直筆で記入し、 窓口に持参したり、郵送するのではなく、インターネット上で情報を入力し、 その後受験料を払えば 出願手続きが完了するなんて、手間が省けてイイですね。( ただし、たまにインターネット出願後に通知表などを別に郵送する学校もあるので、注意してくださいね)
ウチの娘は今年中学受験をしたのですが、第一志望の学校が今年からインターネット出願のみになりました。
四年前に同じ学校を受けた友人によると、 その時はインターネット出願ではなく、手書きで願書を書いて郵送で送ったそうです。
ここ数年の間にインターネット出願を実施する学校が、どんどん増えているようです。
今後この流れはどんどん加速する模様。
「ほとんどの学校がインターネット出願のみ」という時代もやってくるかもしれません。
インターネット出願は、やり方を覚えてしまえば特に複雑でもなく、簡単だと思いますが、私も最初はインターネット出願のやり方や流れがわからず、戸惑いました。
「間違ったらどうしよう?」と不安に思い、学校に問い合わせしたことも。
学校によって、詳しい流れをホームページで説明してくれているところもあれば、そうでないところもあります。
やってみれば簡単なことだったのですが、なんせ初めてのことなので、 不安になりますよね。
出願手続きは、お母さまがするご家庭も多いと思います。
女性はパソコンやインターネットに苦手意識を持っている方もいらっしゃるので、「インターネット出願」と聞くと、なんとなくハードルが高いと思ってしまいがちです。
でもこの記事を読んで、大体の流れをつかんでおけば安心😊
お子さんが通っている塾に聞けば、ある程度のやり方は教えてくれるかもしれませんが、実際にパソコンの前に座って、手取り足取り教えてくれるわけではないので、 やっぱり自分でやるしかないんです😨💦
ここでは、私が体験したインターネット出願の流れややり方を、できるだけわかりやすく解説したいと思います。
インターネット出願のやり方
「mirai compass (未来コンパス)」というインターネット出願の手続きについて解説しているサイトがあるので、そちらも参考になります。
このサイトを読めば基本的なことは分かります。
【インターネット出願の準備】
① 出願したい学校のホームページにアクセスする。
② 1月くらいになると、 トップページ に「○○学校のネット出願へようこそ」 などと言うバナーが出現するので、そこをクリック。
学校によっては、12月くらいからネット出願できるところもあります。(ただし受験料の支払いは1月20日以降からのところがほとんどでした。)
③ メールアドレスとパスワードを登録します。( 以前、その学校のイベント予約をネットでされた方は、すでにメールアドレスとパスワードが登録済みのはずなので、それを使えば OK です。)
※ ちなみに、メールアドレスとパスワードを登録しておけば、他の学校のインターネット出願をする時にも同じものを使えます。
まずは、メールアドレスを入力し、送信してください。
そのアドレスにメールが届きます。
メールの中の【本登録完了専用の URL】より、 ご自身でパスワードを登録してください。
パスワードの登録が完了すると、登録したメールアドレスに「本登録完了のお知らせ」が届きます。
以上で準備が完了しました。
【出願情報入力】
①「 ○○学校のネット出願へようこそ」の画面に戻り、メールアドレスとパスワードを入力し、ログインします。
② 「新規申し込み手続きへ」に進み、入試区分・出願情報・試験選択・お支払い方法の入力を順番(step)に従って入力してください。
※ 小学校6年次12月までの欠席日数と欠席理由を入力させる学校もあります。
また、委員会や係の所属名、併願校を入力させる学校もあります。
③ 必要な情報を入力し終わったら、 入力内容に誤りがないかを確認します。
この入力は願書と同じ扱いなので、入力ミスや誤字脱字は厳禁です。
「保存して中断する」を クリックすれば、申込内容確認書が印刷できます。
申込内容確認書を印刷したら入力ミスがないか、よく確認します。( 訂正したい箇所があれば訂正できます。)
【受験料の支払い】
受験料のお支払いは、クレジットカード・コンビニエンスストア・ ペイジー対応金融機関ATM ・ペイジー対応ネットバンキングを利用できます。
銀行窓口や学校の事務室窓口での支払いはできません。
私は、 コンビニエンスストアで支払いました。
第一志望の学校の場合、「受験料支払い申込書」←( 簡単に言うと「支払うための用紙」) を印刷できたので、それをコンビニに持って行って支払いました。
学校によっては、 支払い時に支払い申込書などは印刷不要で、登録メールアドレスに届いた払込番号を、コンビニのレジで見せて払うだけという場合もあります。
※ 流れとしては、 出願情報を入力してからでないと受験料の支払いはできません。
コンビニなら24時間開いているし、わざわざ遠い銀行に行かなくても済むので本当に助かりました。
【受験票の印刷】
受験料を支払うと、受験票が印刷できるようになります。
第一志望の学校の場合、コンビニで受験料を支払ったら、すぐに受験票が印刷できるようになりました。
印刷の用紙サイズはほとんどの学校が、A 4サイズ指定でした。
ウチはこのために、わざわざ新しいプリンターを購入しましたよ。
前の古いプリンター(10年以上使用)は印字が薄かったり、線がぶれたりしていたので、 結果的に新しいプリンターを購入して良かったと思います。
受験票を印刷するだけでなく、通知表もキレイに印刷できました。
余談ですが、プリンターは10月中旬ぐらいに購入しました。
10月初旬から中旬は、「年賀はがき商戦」が始まる直前なので、古いタイプのプリンターが激安になっています。( 古いタイプと言っても、デザインがちょっと変わるだけで機能はほぼ同じだったりします)
この時期にプリンターを買うのが狙い目です。
受験票は、厚手の A 4サイズの白い画用紙に印刷しました。( 白い画用紙は100円ショップに売っています。)
普通の A 4サイズの用紙だとペラペラすぎて、子供が持っている間にボロボロになってしまったら困ると思って。
ただ、他の受験した子を見ていると、皆さん普通のペラペラの用紙に印刷してましたね。
ウチの場合は、第一志望の学校だけで3回の試験を申し込んだので、 何回も試験を受けているうちに受験票がボロボロになったら困ると思い、画用紙にしました。
【写真を貼る】
受験票が印刷できたら、所定のサイズの写真を受験票に貼り付けます。
細かいことですが、スティックタイプの固形の白い糊だと、すぐに写真が剥がれてしまいました。
液体タイプのアラビックヤマトみたいな糊がおすすめです。
学校によっては受験票に写真を貼らずに、出願情報を入力する前に写真を登録させる場合もあります。 (写真を登録している場合は、自動的に受験票に顔写真が印刷されました)
【受験日当日、受験票を忘れずに持参する】
印刷した受験票(写真つき)を、忘れずに受験日当日に学校に持参してください。
注意点としては、学校によっては、ごくたまに受験票印刷後、個別に通知表(成績表 )を提出させるところもあります。
それぞれの学校のホームページなどで、よく確認してみてください。
これでインターネット出願完了です。
インターネット出願のメリット
インターネット出願のメリットは、急に違う学校を受けようと思った時にも、迅速に対応できるところ。
ウチの場合、ある学校の試験日前日にインターネット出願で入力を済ませ、支払いもコンビニで済ませ、夜遅くに受験票を印刷したこともありました。
「こんなにギリギリでも出願できるんだ~」と感動しました。
入試は何が起こるかわからないので、 受けるはずもなかった学校を急に受験する場合も。
そんな時インターネット出願なら、 外出先でもスマホでも入力ができます。(ただし 受験票印刷はパソコンで。)
わざわざ願書に記入しなくても済むし、それを郵送したり窓口に持って行ったりするのは労力がかかります。
ましてや第一希望の学校が不合格になり、どうしよう😨と気が動転しているときに、ゼロから違う学校の願書を記入したり、 窓口に持って行ったりするのは相当キツイです。寒いし💦
私の場合、娘が第一志望の学校に不合格だったので、急遽インターネット出願していない学校の願書を書いて窓口に持参したんです。
慌てていたせいで、写真を二枚貼るべきところを一枚しか貼らずに窓口に行ってしまいました。
自分では落ち着いてるつもりでも動揺していたんですね。
仕方ないから家に戻り、写真を貼り、もう一度その学校に行きました。
本当に泣きたくなりましたね😨( 結局、繰り上げ合格したので、その学校は受験しませんでした。 詳しくはこちらの記事もどうぞ)
インターネット出願の方が明らかに「受験者に優しい」と思いました。
学校側もインターネット出願の方が労力が少なくて済むはずですよね。
さらにインターネット出願なら、手続きが面倒くさくないので、 出願のハードルが低くなり、出願者数が増えると思いました。
これは学校側にもメリット大です。
私の体験談ですが、男女共学の制服がない学校に出願しようと思い、 調べてみたらインターネット出願をやっていない。
仕方がないので願書を取り寄せて、記入しようとしましたが、記入欄がやたら多い。( 志望動機や趣味 ・親の考えなども記入しなければならなかった)
その上、小学校の校長先生や担任の先生に書いてもらう書類もあったりで、受けようと思っていましたが、第一志望の学校でもなかったし、めんどくさいから受けるのをやめてしまいました。
もちろん、難関校で人気のある学校ならば、出願者にある程度の労力をかけさせても受験者はどんどん来るでしょうが、そうでもない学校の場合、あまり労力をかけさせるのは不利だと思いました。
そうでなくても少子化が進んでいる昨今、 志願者や受験者に優しいシステムを取り入れることは大切だと思います。
インターネット出願で分からないことがあれば、その学校にメールで問い合わせたり電話で聞けば大丈夫です。
ただ受験日間近だと学校側も忙しくて返事が来ない場合もあるので、なるべくなら年内に問い合わせたほうがいいと思います。
以上は私が実際に体験したインターネット出願の流れや感想を書きました。
受験生も大変だけれど親も大変です💦
皆さんに春が訪れることをお祈りいたします。
ここに書いてあるインターネット出願の流れは、あくまでも基本的なものなので、学校ごとに多少の違いがあると思います。
詳しくは学校のホームページなどでよくご確認ください。
「私の失敗談」早く家庭教師にしておけば良かった!くわしくは、こちら。
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レビューは、こちらからどうぞ。